Reading Room - 2007/06/23

Reading Diary
2007年06月23日(Sat)▲ページの先頭へ
空中スキップ/ジュディ・バドニッツ

『空中スキップ』/ジュディ・バドニッツ (著), 岸本 佐知子 (翻訳)
単行本: 341ページ
出版社: マガジンハウス (2007/2/22)
ISBN-10: 4838715404
ISBN-13: 978-4838715404
商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm

出版社からのコメント
素っ頓狂ながら、ブラックに満ち、どこか現代のやるせない気持ちに通じる世界を描いたジュディ・バドニッツの23の短編。妄想爆発。シュールでブラック。救われない笑いの世界にようこそ。


これは割に評価が高く、結構話題になった短篇集で、図書館でもかなりの予約が入っていて、やっと借りられました。しかし、読んでみたら個人的には好きではありませんでした。

荒唐無稽で突拍子もない話が詰まっていますが、かなりブラック。でもブラック・ユーモアではなく、気持ち悪いブラック。一体どんなの?って感じですが、読んでいて不快な感じ(あくまで個人的好みです)がして、中には興味を引く話もあるけれど、全体として不快なイメージ。

例えば、ほとんどの話に匂いについての言及があります。良い香りではなく、むしろどれも悪臭。そうなると、本全体がそういう悪臭にまみれた感じになってしまっていけません。

確かに変わった作風の奇妙な本というのは認めますが、個人的にはほんとに好みに合いません。作家と作品は別と思いますが、どういう育ちをしたのだろうと思わずにいられませんでした。

ただし、作家にとってこういう感想を持たれるということは、むしろ良いことです。全然何も残らないより、気持ち悪いとか、不快だと思って記憶に残る方がはるかにましなのです。