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2004年10月10日(Sun)
レイトショーのしあわせな夜/青山南
青山先生がこれまでに見てきた映画の紹介というか、感想というか、映画を題材にした、でもあくまでも文学的なエッセイ集。ちなみに、大型娯楽映画のようなものは取り上げられていない。
取り上げられている映画を観ていないと、話が全然わからないのではないか?と不安を感じるが、そんなことはない。私などは、この中で見た映画は10本の指で十分事足りてしまうくらいだが、観ていない映画でも、どんな映画なのか、見どころはどこかということがよくわかる。
ひとつの映画は、あくまでもひとつのコラムの題材となるきっかけであって、その中には、映画以外の話もたくさん含まれているから、読み物としても興味深い。その映画の背景が、あの文学作品に繋がるといったふうに、やはり文学者としての視点を感じる。
そして、当然ながら必ず映画のことから始まる話も、いつしか文学の話になっているのも、個人的には嬉しい。つまり、映画の本だと思って読み始めたら、文学の知識まで得られたという、一度で二度おいしい本なのだ。
そもそも、青山先生と私の映画の趣味は全く違うので、星の数ほどある映画の中で共通する作品がなくても、べつに驚くにはあたらないが、本当にとことん違うのだなと、改めて思った。私が観ている映画でも、先生の目の付け所が全く違っていたりして、それもまた面白い。そんな風に観ているのかと、新鮮な驚きもある。
| 『レイトショーのしあわせな夜』 | |
![]() | 青山南著 出版社 洋泉社 発売日 2004.09 価格 ¥ 1,680(¥ 1,600) ISBN 4896918460 |
現実よりも空が蒼く、友情や愛がある場所、それが映画。いろんな悩みを、観ている時は忘れさせてくれる場所、それが映画。「神経衰弱ぎりぎりの女たち」など、コラムの名人が贈る、心をリセットしてくれるちょっと通な86本。 bk1で詳しく見る ![]() | |
青山先生がこれまでに見てきた映画の紹介というか、感想というか、映画を題材にした、でもあくまでも文学的なエッセイ集。ちなみに、大型娯楽映画のようなものは取り上げられていない。
取り上げられている映画を観ていないと、話が全然わからないのではないか?と不安を感じるが、そんなことはない。私などは、この中で見た映画は10本の指で十分事足りてしまうくらいだが、観ていない映画でも、どんな映画なのか、見どころはどこかということがよくわかる。
ひとつの映画は、あくまでもひとつのコラムの題材となるきっかけであって、その中には、映画以外の話もたくさん含まれているから、読み物としても興味深い。その映画の背景が、あの文学作品に繋がるといったふうに、やはり文学者としての視点を感じる。
そして、当然ながら必ず映画のことから始まる話も、いつしか文学の話になっているのも、個人的には嬉しい。つまり、映画の本だと思って読み始めたら、文学の知識まで得られたという、一度で二度おいしい本なのだ。
そもそも、青山先生と私の映画の趣味は全く違うので、星の数ほどある映画の中で共通する作品がなくても、べつに驚くにはあたらないが、本当にとことん違うのだなと、改めて思った。私が観ている映画でも、先生の目の付け所が全く違っていたりして、それもまた面白い。そんな風に観ているのかと、新鮮な驚きもある。
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