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2005年07月06日(Wed)
ユダヤを知る辞典/滝川義人
『ユダヤを知る事典』/滝川 義人 (著)
単行本: 291 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 東京堂出版 ; ISBN: 4490103638 ; (1994/05)
最初は馴染みのない言葉や固有名詞が頭に入らなくて困ったが、「アラブとイスラエル」の授業を聞いてから読んだら、すんなりと入ってきた。先生が言っていたのはこのことか、と再度確認できた。
それにしても、世界的なユダヤ人迫害は、一体何を根拠にしているのだろうか。それについては、いまだによく理解できないのだが、人類は少数、あるいは弱者を迫害する性格を持っているらしいから、根拠など何もないのかもしれない。そしてまた、弱者であるはずのマイノリティが、その能力を垣間見せたとき、強者であると思っている人間は恐怖におののき、それを排除しようとするのだろう。
現在のアラブとの戦いは、これもまた解決の糸口が見えない問題のようである。アラブの目的は、「イスラエルをつぶすこと」であり、けして和平ではない。「イスラエルをつぶすこと」は、今現在、上に書いたように、弱者であるはずのマイノリティが、大きなアラブよりも強かったりするので、とにかく気にいらないというわけなのだろう。どんなにイスラエルが譲歩しようとしても、アラブは頑なに拒否している。
パレスチナ紛争においては、日本のマスコミは、どちらかといえばアラブ側だが、この本はタイトル通り、イスラエル寄りの内容。しかし不公平感は全くない。むしろ、日本人がアラブ側の情報しか知らされていなかった部分を補うための文献として、読むべき本の1冊と思う。
建国以降、イスラエルの発展は目覚しいものがあるが、「今しなければ後はないかもしれない」、「負けたらおしまい」という、ユダヤ民族の持つ切羽詰った気持ちの表れとも思える。それは長い間、常に瀬戸際に立たされ続けてきたユダヤ民族に培われてきた、不屈の強さかもしれない。
しかし、同じ旧約聖書を元とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教が、なぜ憎しみあって戦争をしなければならないのか。おおもとの神は一緒のはずなのに、「異端」とは何なのか。ユダヤ教に比べれば、キリスト教やイスラム教など新興宗教ではないのか?と思うのだが、神はそうした人類の迷いを正すすべを示してはくれないのだろうか。
『ユダヤを知る事典』/滝川 義人 (著)単行本: 291 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 東京堂出版 ; ISBN: 4490103638 ; (1994/05)
内容(「MARC」データベースより)
世界史のなかで精神文化や芸術・科学に多大な貢献をしながら、さまざまな差別を受けてきたユダヤ人。その民族の2000年の流浪と迫害の歴史、ユダヤ教とユダヤ人、現代のイスラエルについて語る。
出版社より
ユダヤ民族2000年の流浪と迫害の歴史、ユダヤ教とユダヤ人また現代のイスラエルとユダヤ世界など、中東問題を知るために必要な知識も平易に解説し、日本人の誤ったユダヤ観をただす。
世界史のなかで精神文化や芸術・科学に多大な貢献をしながら、さまざまな差別を受けてきたユダヤ人。その民族の2000年の流浪と迫害の歴史、ユダヤ教とユダヤ人、現代のイスラエルについて語る。
出版社より
ユダヤ民族2000年の流浪と迫害の歴史、ユダヤ教とユダヤ人また現代のイスラエルとユダヤ世界など、中東問題を知るために必要な知識も平易に解説し、日本人の誤ったユダヤ観をただす。
最初は馴染みのない言葉や固有名詞が頭に入らなくて困ったが、「アラブとイスラエル」の授業を聞いてから読んだら、すんなりと入ってきた。先生が言っていたのはこのことか、と再度確認できた。
それにしても、世界的なユダヤ人迫害は、一体何を根拠にしているのだろうか。それについては、いまだによく理解できないのだが、人類は少数、あるいは弱者を迫害する性格を持っているらしいから、根拠など何もないのかもしれない。そしてまた、弱者であるはずのマイノリティが、その能力を垣間見せたとき、強者であると思っている人間は恐怖におののき、それを排除しようとするのだろう。
現在のアラブとの戦いは、これもまた解決の糸口が見えない問題のようである。アラブの目的は、「イスラエルをつぶすこと」であり、けして和平ではない。「イスラエルをつぶすこと」は、今現在、上に書いたように、弱者であるはずのマイノリティが、大きなアラブよりも強かったりするので、とにかく気にいらないというわけなのだろう。どんなにイスラエルが譲歩しようとしても、アラブは頑なに拒否している。
パレスチナ紛争においては、日本のマスコミは、どちらかといえばアラブ側だが、この本はタイトル通り、イスラエル寄りの内容。しかし不公平感は全くない。むしろ、日本人がアラブ側の情報しか知らされていなかった部分を補うための文献として、読むべき本の1冊と思う。
建国以降、イスラエルの発展は目覚しいものがあるが、「今しなければ後はないかもしれない」、「負けたらおしまい」という、ユダヤ民族の持つ切羽詰った気持ちの表れとも思える。それは長い間、常に瀬戸際に立たされ続けてきたユダヤ民族に培われてきた、不屈の強さかもしれない。
しかし、同じ旧約聖書を元とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教が、なぜ憎しみあって戦争をしなければならないのか。おおもとの神は一緒のはずなのに、「異端」とは何なのか。ユダヤ教に比べれば、キリスト教やイスラム教など新興宗教ではないのか?と思うのだが、神はそうした人類の迷いを正すすべを示してはくれないのだろうか。
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